『映画監督 小林正樹』の紹介
今さらだけど本の紹介。小笠原清・梶山弘子編著『映画監督 小林正樹』岩波書店、2016。小林正樹(1916~1996)の生誕100年(+没後20年)記念の出版。
僕も「作曲家・武満徹と録音技師・西崎英雄の協働:小林組の音作り」という文章で関わらせていただいてます。聞き書きという依頼だったので助監督から録音助手まで複数のかたにお話を伺って、それをもとにしつつ(でも参照性を高めるために最終的には印刷記事からの引用を軸にして)書いた文章。
武満徹そのひとについて大きく新しい像を提示するというようなものではないと思いますが(武満についても少しばかり強引に書いているところもありますけども)、録音技師の西崎英雄さんとの関わりに可能なかぎり光を当て、録音技師とか効果音との関わりで書かせていただきました。
この本については書きたいことはたくさんあるんですけども、また追々。
ちなみに小林正樹については、目下のところ、横浜シネマリンでも、回顧上映がおこなわれております。